由紀子の在り方つづり。

自分と向き合う25歳。感じるままに、軽やかに。

「わかっちゃいるけど、やめられない。」そんな嫌な習慣について。

 

10,000冊プロジェクト

34冊目

 

『働く人のためのアドラー心理学

「もう疲れたよ・・・」にきく8つの習慣』

著:岩井俊憲

 

プロローグ アドラー心理学の基本にふれる より

 

 

人間を「部分」に分けずに、「全体」から考える

アドラー心理学の基本③ [全体論

 

これは

「人間は『部分』に分けられない。『全体』からとらえなければならない」

という考え方。

この全体論は、アドラー心理学のなかで二つのニュアンスで説明されます。

 

 

一つ目のニュアンスは、一人の人間における考え方。

 

人の心は、科学とは違う。

「意識」と「無意識」

「理性」と「感情」

「心」と「体」

などの「部分」にくっきりと分けられない。

またその部分をかき集めても人間にはならない。

 

人間は全体として一つの生命体であり、

部分に分けて考えてはいけない。

 

 

こんな悩みをもった人はいませんか。

 

「頭では、理性では、酒を減らさなければいけないのは

わかっているのです。

しかし、接待の機会が多くて・・・

つい飲んでしまうのです」

 

まさに

「わかっちゃいるけどやめられない」。

 

この場合、

「頭ではわかっている(理性)」

けど

「ついついお酒を飲んでしまう(感情)」

と分けて考えています。

 

これは分けるまでもなく

単に「酒をやめたくない」のです。

 

 

前項の「②目的論」で考えてみましょう。

この営業マンの場合

「お酒の付き合いで仕事をとりたい」

という「目的」がある。

だから「お酒を飲む」という行動に出る。

 

 つまり、「やめられない」のは
要は「やめたくない」。

 

「理性」も「感情」もふくめてトータルで判断しているのです。

 

 

 

 

 

 

 

明日につづく。