目の前で起こっている出来事は、すべて自分がつくりだしている世界。
10,000冊プロジェクト
34冊目
『働く人のためのアドラー心理学
「もう疲れたよ・・・」にきく8つの習慣』
著:岩井俊憲
プロローグ
アドラーの基本にふれる より
人間は、自分の行動を自分で決められる
ーアドラー心理学の基本① [自己決定性]
「同じ状況にいる」だけでは、その後の人生は決まらない。
大量の仕事の上に、人間関係のトラブルが重なり
「なぜ私だけこんな目に遭うのか」
と落ち込むのか。
あるいは
同じような状況でも、
ものともせずに活躍するか。
「どんなハンデをもって生まれようと、どんな状況・境遇に置かれようと
それだけでは、その後の人生は決まらない。」
その後、
建設的(創造的)な行動をとるか
非建設的(破壊的)な行動をとるか
は、自分で決められる。
このアドラー心理学の基本の考え方を、「自己決定性」といいます。
選択するのは、そのどちらか。
選択させられているのではなく、
どんな行動も「自分で選んでいる」
ということ。
仕事が多いことも、
自分が仕事量を多く選んでいるから、多い。
少なくしたいのなら
お願いされた仕事を断ることもできるし、
手伝ってもらうことも選べるわけですよね。
また、自分の「多い」という基準を変えることもできる。
人間関係のトラブルで悩むことなら
「自分の人間レベルが上がっている」と
肯定的に捉えることもできる。
「変われない」ではなく
「変わらないことを選んでいる」
今を選択しているのは自分。