理解しようとするな、わからぬままに、突き進むのだ。~①~
10,000冊プロジェクト
36冊目
『生くる』
著:執行草舟
理解しようとするな、
わからぬままに、突き進むのだ。
わからぬがよろしい
もちろんこれは、無知が良いと言っているのではない。
自分が理解できることだけに、価値を感ずるような
生き方を否定しているのだ。
現代人は物事を理解しようとし過ぎる。
人生や人の心、果ては、あの世から宇宙そして未来にまで及んでいる。
だが、我々には本当のことはほとんどわからないのだ。
わからないから、人生は楽しくて面白い。
理解してわかってはいないが、
わかろうとしないことで、
自分の中ではわかる状態を創り上げるのだ。
理屈や理論や知識を放擲(ほうてき)して
全身全霊で物事にぶつかっていくとすべてがわかってくる。
この世界で分かることと分からないこと
どちらが多いかといえば
確実に分からないことだと思います。
もし全てわかることが楽しいと思うと、
どれだけ知識を入れても
次に分からないものが出てきて
いつまでも満たされないということ。
かな・・・と私は解釈しました。